旅館のアルバイト体験談。ちょっとだけきついけど楽しかった!

仕事

こんにちわ、OJです。

今回は、旅館のアルバイトが楽しかったという話です。

旅館のアルバイトと聞いて…

温泉に入れる」とか「料理がおいしそう」とイメージする人もいる反面、実際働くとなると「きつそう」とか「人間関係は大丈夫かな」といった不安もあると思います。

この記事を読めば、僕の体験談を通して、そういった疑問は解決できるはずです。

ということで、実際に旅館でアルバイトをした体験談を紹介していきます。

旅館のアルバイト体験談。結論:ちょっとだけきつい楽しかった!

僕は高校生の頃、地元のいくつかの旅館でアルバイトをしていたのですが、すごく楽しかったんですよね。

冒頭でも言いましたが、旅館のアルバイトって楽しそうな反面、きついイメージもあるかと思います。

実際、きつかったこともありますが、僕は楽しかったことの方が上回っています。

なので、旅館でのアルバイトをためらっている方や、楽しいアルバイトを探している方には旅館のアルバイトをオススメします。

筆者のスペック

  • 年齢:当時15歳~18歳(高校生)
  • 性別:男

旅館のアルバイトを始めたのは15歳のころでした。

当時、旅館でアルバイトをしていた友達から誘われたのが、始めたきっかけです。

若かったので体力もありましたが、仕事内容はおばちゃんでもできるくらいなので、きついといっても、たかがしれていました。

あと、当時は新聞配達のアルバイトもしていたので、新聞を配ってから旅館のアルバイトをするといった感じでしたが、特につらいと思ったことはありません。

旅館のスペック

旅館A
  • 客室数:10部屋
  • 5人くらいは入れる温泉が3つ
  • 従業員:女将さん、調理師1人(50~60代くらい)、パートのおばちゃん5人くらい(日による)、バイトは自分も含め1~3人(日による)
  • 時給:半日だと3000円、一日だとなぜか5000円

・女将さんは優しい

・調理師は寡黙でほとんど誰ともしゃべらない

・パートのおばちゃんは、少し性格のきつい人から天然ボケ、仕事が遅いおばちゃんなど個性派ぞろいだけど全員基本的に優しい。

・バイトは友達と、時々年下の女の子(高校生)

・裏ではみんなで世間話をするようなアットホームな雰囲気。

旅館B
  • 客室数:20部屋
  • 15人くらい入れる温泉が2つ
  • 従業員:オーナー兼調理師1人、パートのおばちゃん2人くらい(日による)、バイトは自分も含め1~3人(日による)
  • 時給:確か850円くらいだった。

・40代くらいのオーナーが調理師から受付などほとんどの業務を行っている。

・パートのおばちゃんは、きつい性格のおばちゃんが1人と、普通のおばちゃんが1人

・バイトは自分と友達の2、3人

・アットホームだけど、従業員が少なく人使いがあらい。

旅館のアルバイト:日程

旅館A、Bともにだいたい同じような日程でした。

7:00~料理の手伝い・配膳
布団の片づけ・下膳
食器洗い
9:00~掃除
洗濯
12:00~昼食、休憩
15:00~洗濯物の回収
部屋のセッティング
16:00~料理の手伝い・配膳
18:30~布団のセッティング、下膳
20:00~21:00終了

旅館のアルバイトの仕事内容

料理の手伝い

だいたい朝の7時までに出勤して、すぐに料理の手伝いです。

基本的には調理師が作るので、できたものを皿に盛りつける程度です。

皿を並べて、すべて同じ配置で並べていきます。

時々、大根をおろすとか簡単な作業を手伝う時もありました。

(余談)

あるパートのおばちゃんが、茶わん蒸しの茶わんにシイタケを入れるたびに、シイタケの入った容器から汁をこぼしていたのを今でも覚えています(笑)。

あだ名は「シイタケおばちゃん」でした。

配膳

まずは食事部屋や大広間に、箸や皿、グラス、座布団などを並べていきます。料理ができてくると、料理の皿を並べていきます。

ビールとか後から注文されたものは、その都度持っていきます。

1m×50cmくらいの大きめのトレイに皿や料理を乗せて運ぶので、まあまあ重たいです。

しかし、おばちゃんでも運べる程度。

布団の片づけ

お客様が朝食をとっている間に部屋に行って、布団のシーツや枕カバーをはがし、布団をたたんで押し入れに入れていきます。

布団をしまったら、机などを元の位置に戻します。

(余談)

基本、バイト(友達)2~3人で部屋を回っていたので、ジャンケンで負けたやつが重い布団を持つとか、遊びながらやってました。

パートのおばちゃんと行くときは、率先して自分が重たい布団を持ったりしておばちゃんを休ませるなど、要領良くやるとパートのおばちゃんにも好かれて働きやすかったです。

下膳

お客様が料理を食べて、食事部屋を退室したら食器を片付けます。

配膳の際に使った1m×50cmくらいの大きめのトレイに皿を乗せて大広間や客室から調理場まで運びます。

下膳のときは、皿を重ねて乗せるので配膳の時よりは重たいです。

だけど、どのくらい皿を乗せるかは自分次第。

食べ残しはバケツに入れて厨房まで持って行き、水分を取ってからごみ袋に入れ、生ごみとして捨てていました。

(余談)

本当はダメなことかもしれませんが、まったく手をつけていない料理とかは食べてましたね。

旅館Aでは、暗黙の了解みたいな感じで許されていたし、パートのおばちゃんがとっておいてくれることもありましたが、旅館Bでは見つかったら怒られるのでやってませんでした。

食器洗い

基本的に食器洗い乾燥機に入れるんですが、入れる前に流し台で軽く洗います。

食器洗い乾燥機が終了したら、取り出して皿を食器棚に並べていきます。

どこに何をしまうかは、パートのおばちゃんとかに聞きながら徐々に覚えていきました。

(余談)

あるパートのおばちゃんが、料理を運ぶときに使うトレイを洗うだびに、トレイが流し台からはみ出して、床がビチャビチャになっていたのを今でも覚えています(笑)。

あだ名は「床ビチャビチャおばちゃん」でした。

掃除

お客様がチェックアウトしたら、各部屋を掃除します。

掃除機を持って行って部屋の隅から隅まで掃除します。

部屋を散らかして帰るお客様もいるので、そういう時は少し大変です。

掃除機は業務用と家庭用があったんですが、業務用は重くて少しだけ大変。

部屋以外にも廊下や階段、お風呂を掃除します。

お風呂掃除は脱衣所を雑巾がけしたり、浴槽をたわしで洗ったり、浴室の床をデッキブラシで洗うといった感じです。

夏は汗だくになります。

(余談)

古い旅館だったので、脱衣所にゴキブリがいたことがありました(汗)。

部屋のお茶菓子は、お客さんが食べずに帰ったときは自分のオヤツにしていました。

その時のお茶菓子はめちゃくちゃおいしかった。

洗濯

ゆかたやタオル、シーツなどの洗濯物を洗濯機に入れます。

洗濯機が終了したら、取り出して干しに行きます。

旅館Aでは、屋上と屋根裏部屋、旅館Bでは屋上に干していました。

濡れた洗濯物は重いです。

洗濯物が乾いたら取り込んで、たたんで押し入れなどにしまいます。

(余談)

旅館Aの屋根裏部屋はとにかく暑い!

暑いので洗濯物がよく乾くんですが、Tシャツがびしょ濡れになるくらい汗をかいてました。

暑すぎるので上半身裸で仕事をしていたんですが、裸電球が直接肌にあたって軽いヤケドとかしてました。

布団のセッティング

お客様が夕食をとっている間に布団をセッティングしに行きます。

部屋で食事をとるお客様の場合は、下膳の時に布団をセッティングしていました。

人数分の枕カバーとシーツを持って行き、布団を押し入れから出し、敷いて、シーツや枕カバーをセッティングします。

布団の配置などは人数に合わせて、自分たちで考えてやっていました。

(余談)

ファスナーのない枕カバーの取り付け方は、大人になってからも役に立ちました。

部屋のセッティング

人数分のお茶菓子や湯飲み、お湯を入れたポット、浴衣などを部屋にセッティングします。

旅館のアルバイトの食事、休憩

12:00になったら食事、休憩です。

旅館Aでは、パートのおばちゃんが作った、まかない料理でした。

作ったおばちゃんによって、美味しいときと、すごい不味いときがありました。

シイタケおばちゃんのときは不味かった。

しかも、それをオカワリさせられるという…

ちなみに、白ご飯は「若いんだから」と毎回オカワリさせられていました。

茶碗が空になると、オカワリさせられる。

わんこ蕎麦ならぬ、わんこ白飯状態。

時々、余ったお客さん用の料理が出てくるときは最高でしたね。

食事を取ったらあとは休憩です。

休憩は3時間くらいあるんで温泉に入って空いている部屋で寝てました。

ちなみに温泉は無料でした。

旅館Bでは、オーナーが1000円くれて、そのお金でコンビニに行って弁当を買って食べてました。

休憩所は使っていない汚いバーみたいなところだったので、寝れません。

漫画とか読んで、友達としゃべったりして時間を潰してましたね。

旅館Bも休憩時間は3時間くらいでした。

旅館のアルバイト:僕が感じたメリット・デメリット

メリット

  • 温泉に入れた(旅館による)
  • 美味しい料理を時々食べれた(旅館による)
  • 思ったよりきつくなかった(おばちゃんでもできる)
  • たまにお客さんにチップをもらえた
  • 汗かいて仕事して温泉に入るので、仕事が終わったあとに充実感があった
  • 彼女ができた
  • 優しいおばちゃんが多かった
  • 体力がついた
  • 規則正しい生活ができた
  • 大女将のおばあちゃんが毎回おこずかいを500円くれた

デメリット

  • 時給が安かった。(普通の求人サイトから応募すれば結構稼げます)
  • 旅館によっては扱いがあらかった(こき使われる)
  • すぐ怒るおばちゃんがいた(旅館B)
  • 朝が早い

やっぱり朝早いのはきついですけど、その分規則正しい生活ができました。

適度に肉体労働して、温泉入って、よく寝れるというのは気持ちよかったですね。

心身ともに健康になる感じ。

あとは友達と一緒に働いていたので楽しかったというのもあると思います。

嫌なおばちゃんがいても裏でネタにしたりしてたんで、ストレスを抱え込まなかったのかもしれません。

旅館のアルバイト:必要なもの

僕の場合、旅館でアルバイトをする際に絶対に必要なものというのはなく、普通にジャージにTシャツとかで仕事していました。

大きな旅館やホテルで働く場合は、制服とかがあったりします。

休憩時間が長いので、寝ない人は漫画とか暇つぶしできるものがあるといいですね。

あとは汗をかくのでタオルがあるといいくらいです。

住み込みで働く場合は生活必需品(・衣類・洗面用具・整髪用具・シャンプー類・爪切り・ハンガー・掃除用具・タオル類・メモ帳) 等が必要です。

旅館のアルバイト:こんな旅館がオススメ!

個人的には小さな旅館がオススメです。

友達が大きな旅館でアルバイトをしていましたが、大きな旅館だと、決まりがたくさんあったり、融通(ゆうずう)が利かなかったりするみたいです。

あと仕事量も多かったりとか…

まあ、そうはいっても普通に居酒屋とかでバイトしたことある人は、大きい旅館でも問題なく働けると思います。

それに、小さくてもハズレの旅館はあります。

僕が働いていた旅館Bは、まさにそれでした。

小さい旅館だけど、従業員が少なくオーナーはいい人だったんですけど、結構こき使われました。

今考えれば、たいした仕事量でもなかったんですが、ろくに働いたこともない高校生からしたら、ちょっときつかったですね。

だから、旅館Aの方を優先してバイトを入れていました。

旅館Bに行くのは旅館Aから仕事の依頼がこないときだけ…

ちなみに、1回アルバイトに行くと、次回からは電話で直接仕事の依頼が来たり、友達を通して仕事の依頼が来るといった感じでした。

旅館のアルバイト:こんな人が向いている

  • 早起きができる
  • お金を貯めたい
  • おいしい料理が食べたい
  • 温泉に入りたい
  • 学生

僕がアルバイトをしていた旅館は、お盆や正月、ゴールデンウイークなどのかき入れ時にだけ仕事の依頼が来るといった感じでした。

正直、高校生だったので、休みの日にだけ仕事ができるのは都合が良かったです。

だけど、旅館が自宅の近くにある人なんて、あんまりいないと思います。

なので、数週間とか数か月単位で住み込みのアルバイトを探す方が探しやすいはず。

そういうことを考えると、学校の夏休みや冬休み期間にアルバイトをするというかたちがオススメです。

数か月単位で住み込みで働くと、特にお金を使う場面がないので数十万とか、けっこうな額が貯金できるはずです。

これだけ貯金できれば学生でなくても、働く価値はありますよね。

僕の場合は、当時知識も情報もなく安い時給で働いていましたが、ちゃんとしたサイトから求人を探せばしっかり給料がもらえます。

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正直、どちらがオススメとかはないです。

自分が働いてみたい地域や条件で検索して、いいものがあった方を利用すれば良いかと思います。

まとめ

旅館のバイトは楽しいです。

小さい旅館がオススメですが、大きい旅館でも

適度に肉体労働して、温泉入って、よく寝れる」という気持ちよさが味わえるでしょう。

それに、肉体労働といってもおばちゃんでもできる程度なので大丈夫。

(よっぽど体力に自信がない人はやめておきましょう。)

人間関係とかは運次第ですね。

実際に働いてみないとわかりません。

同じ旅館で、同じスタッフでも人によって、居心地の良さは違うでしょうから、短期で何か所かやってみて、良いと思ったところに長期で入ればいいと思います。

興味をもった方は、ぜひやってみてください。

僕はオススメします。

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