バーテンダーになりたいと考えている人、興味のある人。
「バーテンダーになるにはどうすればいいの?」「興味があるけど自分でもなれるのかな?」「実際バーテンダーってどうなの?」
こんな疑問にお答えします。
元バーテンダーの僕がどうやってバーテンダーになったのか。
バーテンダーになって良かったこと・悪かったことも紹介します。
僕がバーテンダーになった経緯
僕がバーテンダーになったきっかけはバーでDJをして働いてた先輩と出会ったことです。
音楽が好きだったのでその先輩と話をしているうちに、「店に遊びに来い」と言われ、いつの間にかDJを習うことになりました。
そして、その店に通っていると、ある日「ここで働いてみないか」と言われました。
その店にはDJブースがあり、週末やお客さんが多くなってくるとクラブみたいな感じになっていたので「DJができる!」と思って働き始めたのです。
もちろんDJをやっている時間帯以外はバーテンダーの仕事をしていました。
バーテンダーになるには?
バーテンダーになるにはバーの求人に応募するだけです。
もしくは僕のようにバーの店員と知り合いになるという方法もあります。
他にもオススメなのは自分が働きたいバーに通いそこの店長と仲良くなり直接お願いするといった方法です。
もし、敷居の高い本格的なカクテルを売りにしているようなお店で働きたい場合は、専門的な知識があるといいです。
そのような場合は学校に行くといいでしょう。
バーテンダーの学校というのは民間企業が運営していることが多いです。
いわゆる普通の専門学校は基本的にないんですが、ホテルや飲食サービス系の専門学校でバーテンダーに特化したコースが置かれているところはあります。
また、授業の一部としてなら調理・製菓の専門学校でアルコール関連について学べることもあります。
雇いたくなる人の特徴
僕の働いていたバーは小さな規模でしたが、働いて1年もしないうちに従業員が減り、僕が店長の業務をまかされました。
店長の立場からみてどんな人を採用したいかといったら
- 集客力のある人
- コミュニケーション能力のある人
- イケメン
です。
それぞれ、どうしてそんな人が求められるのか説明していきます。
集客力のある人
集客力のある人というのは知り合いが多かったり友達の多い人のことです。
こういった人は、自分のお客さんを連れてくることができ、それで売り上げが上がるから雇いたくなります。
自分には友達が少ないなと思う人でも、チャンスはあります。
大学のサークルに入っていたり、社会人サークル等、なにかのグループに入っている人はそこのバーで飲み会などを何度かやると「こいつはお客さんをよく連れてくるな」と思われます。
コミュニケーション能力のある人
コミュニケーション能力のある人は、お客さんと仲良くなれるという点で強いです。
お客さんと仲良くなると、そのお客さんがあなた目当てにリピートしてくれるようになるからです。
お客さんがリピートしてくれると当然売り上げが上がります。
イケメン
イケメンがカウンターの中にいるだけで女性客が増えます。
イケメンだと仕事が多少できなくても女性客は喜びます。
僕が働いていたときは、性格が悪そうでない限りイケメンの時点で雇ってました。
バーテンダーになって良かったこと・悪かったこと
バーテンダーになって良かったこと
オシャレになった
バーテンダーになったらオシャレになりました。バーテンダーになる前もファッションは好きでしたが、今思うとオシャレとは言い切れませんでした。
バーテンダーになってからは、先輩のファッションがオシャレだったり、女性客がどんな格好の人をカッコいいと言っているのかを耳にして、知らず知らずのうちにファッションに対する意識が変わったのだと思います。
最初のうちは特に何も言われなかったのですが、バーテンダーになって一年くらいすると、髪型やファッションを褒められるようになっていました。
人見知りしなくなった
そのお店がそうとうお酒や料理が美味しいとか、イケメンがいっぱいいるとか他に武器がある場合は別ですが、基本、会話ができなければお客さんはリピートしません。
僕は話がうまいわけではないので自分の話をして盛り上げるというより、お客さんの話を上手に聞くといったことを意識していたのですが、それでもお客さんと会話をすることに変わりありません。
「会話をしないと!」と思って仕事をしているうちに、人見知りだった僕でも誰とでも話せるようになっていました。
知り合いが増えた
バーテンダーをやっていると、お客さんと仲良くなるのでどんどん知り合いが増えていきます。
色んな人の考え方を知った
たくさんのお客さんと話をしていると、「へー、そんな考え方があるんだ」と思うことがあります。
僕の働いていた店にはいろんな年代・職業・国籍のお客さんが来ていたので、普通だと出会う事のなかった人たちと話ができ色んな考え方を知り勉強になりました。
外国語が少しわかるようになった
前述したように僕の働いていた店は外国のお客さんもよく来ていたので、英語で注文をとらなければいけなかったり、時には会話をしなければいけない場面もありました。
一番よかったのはALTの先生がお客さんとして来ていたので、その人に「こんな時はなんて言えばいいの?」と直接英語を教えてもらえたことです。
英語を覚えるには外国に行くのが良いとよく言われますが、日本にいてネイティブな英語と接することができたんです。
そのうち外国人の友達ができたりして、何人かとは英語でメールをやり取りすることもありました。
他にも、色んな国籍のお客さんが来ていたので、「これはあなたの国ではなんていうの?」と聞いたりしてコミュニケーションをとっていました。
今でも外国人と出会う機会があったときは、そこで覚えた言葉を話すと「なんで知ってるの?」と驚かれたりします。
自信がついた
バーで色んなお客さんと仲良くなることで自分に自信がつきました。
知り合いが増えたり、普段だと話さなかったような格上な人とも話をしたりしていると、それだけでなぜか尊敬されたりします。
人に尊敬されると自信がついてくるんです。もともと人見知りなので話ができるようになるまで苦労もしましたが…
僕自身は普通の男なんですが、これで尊敬されるのはバーテンダーの特権だと思います。
モテるようになった
バーテンダーというだけでモテるというのは確かに感じていましたが、バーテンダーは付き合わないほうがいい3B(バーテン、美容師、バントマン)ともいわれていました。
なのでバーテンというだけでモテるというのも相手によります。
しかし、「お酒が美味しさを売りにしている」「料理を売りにしている」などの、お店に絶対的な武器がない限り、バーテンダーはモテないとやっていけません。
なぜモテなければいけないかというと、モテると女性客が増えるからです。
そして女性客が多いと女性を目当てにして来店する男性客も増え、「あの店はにぎわっている」と口コミが広がり、どんどん集客ができるようになるんです。
なので先輩から、モテるようになるよう徹底的にノウハウを叩きこまれました。
(そのノウハウはこのブログの恋愛のカテゴリでいくつか紹介していますので知りたい方はそちらを読んでください。)
そうしてダメ出しされながらも、色々経験したことでモテるようになってきたんです。
というより、”どうすればモテるのか”という理屈がわかってきたと言ったほうが合っているかもしれません。
バーテンダーになって悪かったこと
バーテンダーになって嫌だったことはあまりないんですが、全くなかったわけでもありません。
参考になるかもしれないので一応紹介しておきます。
たまに恐いひとが来る
夜の仕事なのでしょうがないのかもしれませんが、たまに恐いひとが来ることもありました。
慣れてくるとうまくかわせるようになるんですが、それでも威圧的なひとは嫌でしたね。
それに、お酒の席なので時々お客さんどうしのトラブルも起きます。
昼夜逆転
僕が働いていた店は朝方まで営業していたので生活は昼夜逆転していました。
バーは二次会で使われることが多いので、お店のオープンが遅いことが多いんです。
お店にもよるので絶対昼夜逆転するとは言えませんが…
昼型の人は早く閉まるお店を選ぶといいですね。
人と話すの疲れる
知らない人と話すことも多いし、人によっては結構気を使うことがあります。
もともと僕は喋りが得意ではないので、話をするだけで普通の人より疲れていたのかもしれませんが…
まとめ
バーテンダーになるには
- いきなり求人に応募する
- 専門学校やスクールに通ってから求人に応募する
- バーの店員と知り合いになり働かせてもらう
- 働きたいバーに通い、店長に直接頼む
です。
バーテンダーになって良かったことは
- オシャレになった
- 人見知りしなくなった
- 知り合いが増えた
- 色んな人の考え方を知った
- 外国語が少しわかるようになった
- 自信がついた
- モテるようになった
嫌だったことは
- たまに恐い人が来る
- 昼夜逆転
- 人と話すの疲れる
です。
基本的にバーテンダーの仕事は楽しかったですし、辞めたあとも話のネタになります。
興味があるのであれば挑戦してみるといいですよ。
下にバーテンダーはどんな仕事をしているのか紹介していますので興味のある方は合わせてどうぞ。
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