バーテンダーに興味があるあなた。
「バーテンダーって外から見た感じと実際ってなにか違うのかな?」
「実際どんな仕事なんだろう?」
と思っていませんか?
ここではバーで7年間働いていた僕がバーテンダーの仕事や経験談を紹介します。
バーテンダーの仕事!体験談
僕の経験談なので全てのバーテンダーが同じことをやっているとは限りません。
だけど参考になればいいなと思います。
では、以下にどんなことをやっているのかを紹介していきます。
カクテルを作る
これは、誰でもわかることですね。
バーテンダーの仕事はもちろんカクテルを作ることです。
しかし、ただカクテルを作っているのではなく、お客さんに見られていることを意識して魅せる作り方をしています。
かっこよくシェイカーを振ったり、しぐさなども意識します。
ただお酒を混ぜるだけだったら適当にシェイカーを振っても混ざりますし、グラスにレシピ通りにお酒を入れて混ぜるだけでもたいして味は変わりません。
本格的なバーなら少しの味の変化にも気を使うのでしょうが、普通のバーで少しの味が変わったくらいでお客さんは気づきませんし、それでお客さんが来なくなることはありません。
だけど、お酒の作り方が汚かったり、どんくさかったりするとお客さんに「このバー大丈夫か?」と思われるんです。
なので、ちゃんと魅せる作り方が大事になってきます。
料理を作る
料理を出している店なら料理を作るのもバーテンダーの仕事だったりします。
料理だけ専門のスタッフが作る店も多くあるでしょうが、僕の働いていた店ではテストで合格したバーテンダーは料理も作っていました。
おかげで料理も覚えて普段の生活でも役に立っています。
グラス・皿洗い・掃除
バーテンダーの仕事は華やかに見えますが食器を洗ったり掃除をすることも仕事の一つです。
飲食店なので綺麗な見た目は本当に大事なんです。
なので雑用に見える仕事も手を抜いてはいけません。
開店前や閉店後には当然掃除をしますし、営業中もトイレやホール、カウンターが汚れていないか目を配らせ、さりげなく拭いたりしています。
お店がきれいなことは最低限必要な、当たり前のことです。
注文を取る
お客さんの注文をとるのは当たり前ですね。
だけどバーテンダーはただ黙ってお客さんから注文が来るのを待つのではなく、注文を引き出すことも大事です。
お客さんの気持ちを先に察して、「何か飲みますか?」と聞いたり、グラスや料理のお皿が空いていたら、そのテーブルの近くをウロウロしてお客さんが大声で店員を呼ばなくていいようにしたり等、お客さんの気持ちを先読みしながら行動します。
レジ
レジも仕事の一つですが、たまにお金を払わないで帰るお客さんもいますので注意しないといけません。
酔っぱらって無意識にお金を払い忘れる方もおられますが、ときどき故意に無銭飲食する質の悪い客もいます。
僕の働いていた店では外国人に多かったので、外国人はキャッシュオン(酒や料理などを提供した際その場で代金を支払う方式)とか怪しい人はキャッシュオンとかにしていました。
買い出し
これは店長がやることが多いですが、普通のスタッフでも買い出しを任されたりします。
「在庫がどのくらいあるのか」、「その日の見込み客はどのくらいなのか」などを考え、足りない食材やお酒、備品などを買いに行きます。
お酒は電話やメールで注文することが多いですが、食材などは直接買いに行ったりします。(お店にもよりますけどね…)
自分のファンを作る
僕はこれがかなり大事だと思っています。
ほとんどのお客さんはお酒の味が好きでお店を利用するのではなく、バーテンダーの人柄やお店の雰囲気が気に入って利用するようになるんです。(※よっぽどお酒や料理が美味しいお店は別です…)
お酒の味なんて正直どの店もそんなに大差ありません。
なので自分のファンを作ることは大事なんです。
そのためにはお客さんと仲良くなったり、気配りを丁寧にして他のお店と差をつけなければいけません。
そうやって自分のファンがたくさん増えると独立することも可能です。
また、他のスタッフにもファンがつくよう、うまく持ち上げてあげたりすると自分の負担も減るので、スタッフ同士でフォローしあえるといいですね。
なによりスタッフ同士が仲良くなってお店の雰囲気も良くなります。
まとめ
まとめると
- カクテルを作る
- 料理を作る
- グラスや皿洗い・掃除
- 注文を取る
- レジ
- 買い出し
- ファンを作る
といった感じですね。
バーテンダーの仕事は、実際にやってみると華やかな事ばかりではありませんが、それでも楽しいです。それに、気配りや相手の気持ちを考えるといったことが大事になってくるので人としても成長できると思っています。
気配りやお客さんの気持ちを考えることができれば、何の仕事でも役に立ちますからね。
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