「自宅でカクテルを作りたい」
そんなあなた。
元バーテンダーの僕が、自宅でカクテルを作るのに必要な道具や、カクテルを作る際の基本的なお酒の種類などを紹介していきます。
自宅でカクテルを作るのに必要な道具【初心者用】
自宅でカクテルを作るのに必要な道具は意外と簡単に手に入ります。
値段も手頃なので、ぜひ自宅でカクテル作りを楽しんでください。
自宅でカクテルを作るのに必要な道具
自宅でカクテルを作るといっても、どんなカクテルを作るかによって必要な道具は変わってきます。
そこでまずは、カクテルの作り方4種類紹介し、それに必要な道具を紹介していきます。
①シェイク
シェイクとは、シェイカーという道具に氷や材料を入れ、シェイカーを振ることによって材料を混ぜ合わせるという作り方です。
シェイカーに材料を入れるときは分量を量るためにメジャーカップという道具を使います。
※メジャーカップは他の作り方でも使用するので、どんな作り方の場合も必要です。
シェイクでは、バーでよく見るカクテルグラスという逆三角形のグラスに入れるようなカクテルが主に作れます。
シェイカー
こちらはAmazon(アマゾン)で売れ筋のスタンダードタイプのシェイカーでバーテンダーも使用するプロ仕様にものです。
家でカクテルを作るのにはこれでじゅうぶんです。
参考価格:¥1,650
さらに、こだわりたいならこちらもオススメです。
シェーカー容器内部に施した手作業による研磨(特許技術)により、カクテルの口当たりが従来よりもまろやかな仕上がりになります。
参考価格:¥10,780
メジャーカップ
こちらのメジャーカップは日本バーテンダー協会会員・柳原ちか雄氏監修のもので、カップ内側に2カ所のラインが引いてあり、合計6種類の容量が量れるのでとても使いやすいです。
色もシルバーとブラックがあります。
参考価格:¥1,989
少しかっこいい見た目のものを選ぶならこちらもオススメです。
上のメジャーカップと同様に目盛り付きなので6種類の容量が量れます。
参考価格:¥2,049
②ビルド
ビルドはグラスに直接氷や材料を入れ、バースプーンという道具で材料を混ぜ合わせる作り方です。
ジントニックやカシスオレンジなどが作れる、もっとも簡単な作り方です。
バースプーン
こちらのバースプーンはAmazon(アマゾン)でベストセラーのものです。
参考価格:¥523
こだわりたいのならこちらがオススメです。
参考価格:¥4,950
③ステア
ステアはミキシンググラスに氷や材料を入れ、バースプーンでかき混ぜ、ストレーナーを取り付けカクテルグラスに注ぐという作り方です。
カクテルの王様といわれているマティーニはこの方法で作ります。
文章ではわかりづらいと思いますので、参考までにジャパンバーテンダースクールさんの動画を貼っておきます。
ミキシンググラス
家で使用するならこちらでじゅうぶんです。
参考価格:¥2,000
こだわりたいならこちらがおすすめです。
参考価格:¥4,290
ストレーナー
自宅で作る分にはこちらでじゅうぶんです。
参考価格:¥825
こだわりたいならこちらがオススメです。
参考価格:¥4,453
④ブレンド
ブレンドはブレンダー(ミキサー)に材料を入れて混ぜ合わせる作り方です。
氷も一緒にブレンダーにかけるとシャーベット状のフローズンカクテルを作ることができます。
ブレンダー
普通に安い家庭用ミキサーでも大丈夫ですが、カクテルを作るためのブレンダーなら下のようなものがいいです。
こちらはティファールのミキサー「ミックス&ドリンク ネオ」です。
コンパクトなのにパワフルで氷も砕けるアイスクラッシュ機能がついています。
ボタンを押す長さを調節すれば氷の大きさも調節できるので、クラッシュアイスを作るのにも使えます。
セックスオンザビーチなどのトロピカルカクテルを作るときに便利ですね。
参考価格:¥7,700
こちらはNostalgia Electricsのミキサー。
オシャレさにこだわるならこちらがオススメです。
スムージーなど、カクテルを作る以外にも使えます。
しかし、海外製なので日本製が良いという人はティファールがいいでしょう…。
参考価格:¥18,870
まとめて買った方がお得!
作りたいカクテルが決まっているのであれば、それに必要な道具を買いそろえるだけでいいのですが、今後も色々なカクテルを作りたいのならば、まとめて買っておいた方が一つ一つ注文するより楽ですし、値段も安くそろえることができます。
バーセット
マジックカクテルシェイカーセット
こちらは
- 550mlシェーカーx 1
- 30ml / 45ml治具x 1(内部マーク10ml、15ml、20ml、30mlスケール)
- バースプーン×1
- アイスフィルター×1
- 乳棒×1
- アイスクリップ×1
- 栓抜き×1
- ワインボトル口×2
- カクテルボトル×2
- 木製陳列棚×1
- カクテルレシピマニュアル×1
がまとまったセットです。
木製の陳列棚もついているので収納に便利で、カクテルのレシピも付いています。
(ちなみに、カクテルのレシピはググっても出てきます…)
参考価格:¥4,260
URBAN VII製カクテルシェイカーセット&バーテンダーキット
こちらは、ブラックな見た目がかっこいいURBAN VIIというメーカーのもの。
- 750mlカクテルシェーカー×1
- マドラー×1
- ジガー×1
- ホーソーンストレーナー×1
- 細かいメッシュストレーナー×1
- ツイストバースプーン×1
- 注ぎ口×2
- アイストング×1
- 再利用可能な金属ストロー×2
- 竹製スタンドホルダー×1
がまとまったセットです。
かっこいいですね!
見た目はブラックですが、防錆ステンレス鋼製です。
参考価格:¥16,300
自宅でカクテルを作るときに必要なグラス
自宅でカクテルを作る分には、自宅にあるグラスを使用しても大丈夫なのですが、できればカクテル用のグラスがあったほうが良いです。
なぜなら、カクテル用のグラスだと容量がわかるので、お酒とジュースなどの割合が統一できるからです。
そうすることで、味が薄くなったり濃くなったりするのを防止できます。
グラスは、作るカクテルによって変わってきますので以下に紹介していきます。
(グラスは基本的に100均でそろいますが、100均になかったり、ある程度質の良いのものが良ければ以下のグラスがオススメです。)
コリンズグラス
コリンズグラスはトールグラスとかゾンビグラス、ロンググラスとも呼ばれ、「ロングカクテル」と呼ばれるカクテルを作るときに使用します。
ロングカクテルはグラスに氷と材料を入れてかき混ぜる「ビルド」という方法で作ることが多いです。
ちなみに、ジントニックやカシスオレンジ、キューバリバーなどをロングカクテルと呼びます。
参考価格:(1個)¥:539 (6個)¥3,762
カクテルグラス
カクテルグラスは、ショートグラスとも呼ばれ、「ショートカクテル」と呼ばれるカクテルを作るときに使用する逆三角形の形をしたグラスです。
ショートカクテルは基本的にシェイカーを使って作ることが多いです。
ちなみに、ギムレットやマティーニ、マルガリータなどをショートカクテルと呼びます。
カクテルグラスを使うカクテルを作る場合は、自宅のグラスで代用せずに買った方がいいですね。
参考価格:(1個)¥539 (6個)¥3,234
ロックグラス
ロックグラスは名前の通り、お酒をオン・ザ・ロック(氷を入れたグラスにお酒を注ぐだけ)で使用するのが一般的ですが、もちろんカクテルでも使用します。
カルーアミルクやカミカゼ、ソルティドッグやファジーネーブルなどで使用します。
ウイスキーや焼酎などにも使えますので家にあると便利ですね。
参考価格:(1個)¥891 (6個)¥4,010
ゴブレット
ゴブレットはブルーハワイなどのトロピカルカクテルを作るときによく使います。
参考価格:(1個)¥649 (6個)¥3,073
リキュールグラス
リキュールグラスはリキュールをストレートで飲むときに使用します。
ニコラシカやアフターディナーなどのカクテルを飲むのにも適しています。
参考価格:(1個)¥451 (6個)¥2,776
シャンパングラス
シャンパングラスはシャンパンを飲むときに使用するグラスですが、フローズンダイキリなどのフローズン系のカクテルを作るのによく使用します。
参考価格:(1個)¥682 (6個)¥2,741
サワーグラス
サワーグラスは名前の通り、レモンサワーなどのサワー系のカクテルを作るときに使用します。
参考価格:(1個)¥605 (6個)¥3,095
ワイングラス
ワイングラスはキールやワインクーラーなどのワイン系のカクテルなどで使用します。
参考価格:(1個)¥2,090 (6個)¥8,691
ショットグラス
ショットグラスはお酒をストレートで飲むときに使います。
テキーラのショットなんかは、よくクラブとかで飲んでいる人を見ますね。
ショットガンやカミカゼブルー、B-52(ビーフィフティツー)などのカクテルにも使用されます。
参考価格:(1個)¥880
自宅でカクテルを作るときに必要なお酒
必要なお酒といっても、どんなカクテルを作るかでお酒も変わってきます。
まずは、レシピ本を買うか、ネットで検索したりしてみて作りたいお酒を調べ、必要なお酒を買うという買い方がオススメです。
オススメのカクテルレシピ本
参考価格:¥1,540
僕はレシピ本を買うのがいいと思いますが、本を買うのが面倒くさい方のために一応基本的なお酒を紹介しておきます。
カクテルを作る際の基本的なお酒の種類
スピリッツ
スピリッツは蒸留酒全般のことをいい、カクテルのベースとなります。
テキーラ、ウォッカ、ジン、ラムの4種類が基本ですが、ここではこの4種類に加えウィスキーとブランデーを紹介しておきます。
テキーラ
テキーラは、メキシコ原産の「アガベ」を原料とした蒸留酒です。
テキーラサンライズやマルガリータといったおカクテルの材料となります。
参考価格:¥1,760
ウォッカ
ウォッカは大麦、小麦、ライ麦、ジャガイモなど穀物を原材料とした蒸留酒で、主に北欧圏や中欧圏で製造られています。
スクリュードライバー、ソルティドッグ、モスコミュールなどのカクテルの材料となります。
参考価格:¥1,007
ジン
ジンは、大麦、ライ麦、ジャガイモなどを原料とした蒸留酒で、ジュニパーベリーで香り付けがされているのが特徴的です。
ジンフィズやジントニック、マティーニといったカクテルの材料となります。
参考価格:¥1,831
参考価格:¥1,372
(ボンベイのジンが有名ですが、僕はゴードンのジンの方が好きなのでこちらも載せておきました…、値段も安いし)
ラム
ラムは、サトウキビを原料として作られる蒸留酒です。
モヒートやダイキリ、キューバリバー(ラムコーク)などのカクテルの材料となります。
参考価格:¥1,361
ウィスキー
ウイスキーは、大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を麦芽の酵素で糖化し、これをアルコール発酵させ蒸留したお酒です。
スコットランド産は「スコッチ」、アメリカ産は「バーボン」、アイルランド産は「アイリッシュ」ウィスキーと呼びます。
ウィスキーコークやマンハッタンなどのカクテルの材料となります。
スコッチ
参考価格:¥832
バーボン
参考価格:¥1,281
参考価格:¥2,527
(ジンビームの方が安いですが、メーカーズマークの上の赤い蝋(ろう)は一本一本違っていて、家に置いとくとかっこいいのでこちらも載せておきました…)
アイリッシュ
参考価格:¥1,869
ブランデー
ブランデーは、果実酒から作られた蒸留酒の総称です。
サイドカーやアレキサンダー、ニコラシカといったカクテルの材料となります。
参考価格:¥2,429
リキュール
リキュールとは、スピリッツ(蒸留酒)に果実やハーブなどを加えて、砂糖やシロップ、着色料などを添加して調製した混成酒です。
果実系のものから薬草系、ナッツ系のものなど様々な種類があります。
フルーツ系
キュラソー
キュラソーはブランデーにオレンジの皮と糖分を加えたリキュールです。
ホワイトキュラソー・オレンジキュラソー・ブルーキュラソー・レッドキュラソー・グリーンキュラソーなどがあります。
ベースとなるスピリッツに加えて使用することが多く、サイドカーやブルーハワイなど様々なカクテルの材料となります。
ホワイトキュラソー
参考価格:¥2,289
オレンジキュラソー
参考価格:¥2,200
ブルーキュラソー
参考価格:¥2,152
レッドキュラソー
参考価格:¥3,652
グリーンキュラソー
Amazon等の通販サイトではグリーンキュラソーは見つかりませんでした。
カシスリキュール
カシスリキュールはカシスオレンジやカシスソーダ、キールなどの材料となります。
ライチリキュール
ライチリキュールはチャイナブルーや楊貴妃などのカクテルの材料となります。
参考価格:¥3,210
ヒプノティック
ヒプノティックはプレミアムウォッカをベースに、葡萄、パイナップル、パッションフルーツなどのトロピカルジュースをブレンドしたリキュールです。
個人的に好きなので載せておきました。
そのままロックで飲んでもおいしいですし、トランスフォーマーやハルクといったちょっと変わったカクテルが作れます。
参考価格:¥3,047
薬草・香草系
薬草・香草系のリキュールは独特の味がしますが、カンパリは個人的に大好きです。ロックで飲んだり、カンパリオレンジやカンパリソーダにしてもおいしいです。
カンパリ
参考価格:¥2,630
ビターズ
参考価格:¥2,508
クリーム・コーヒー・チョコレート系
クリーム・コーヒー・チョコレート系のリキュールは、甘いので飲みやすいし女子受けが良いです。
カルーア
参考価格:¥1,480
ベイリーズ
参考価格:¥1,778
チョコレート・キャラメル
参考価格:¥1,714
参考価格:¥3,321
参考価格:¥1,590
最後に…
自宅でカクテルを作るとき、どんなカクテルを作るかで必要な道具は変わってきます。
分量を気にしなければ、自宅にあるグラスやスプーンだけでも、材料さえあれば作れたりします。
ですので、「自宅でどんなカクテルを飲みたいのか」を基準に必要な道具をそろえるといいでしょう。
バーに行ったり、下のようなカクテルのレシピ本を買って、先に作りたいカクテルを決めておくといいですね。
参考価格:¥1,540
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